マジェスティックレゴンの日本撤退の可能性は
ファッションブランド全体は苦境
レディースファッションブランドではないですが、
大手ファストファッションブランド(ユニクロ・GU・ZARA・H&M・フォーエバー21)の2013年から2018年までの成長率のデータを見てみると、2013年度と比較して2017年度は軒並み鈍化しているようです。
特に2013年には前年比3割を超える成長率を誇っていたGUは転落が著しく
3%程度にまで落ちてしまっています。
フォーエバー21は2016年度、17年度と2年連続でマイナス成長を記録してました。
この低迷が日本撤退の決め手となったと思います。
ZARAやGAPも苦戦が続いているようです。
ユニクロは最後の砦
ファストファッションブランド大手の中で唯一といっていいほど堅調を維持しているのが、ユニクロです。
ユーロモニターの調査によると、ユニクロの成長率は3%近くまで低迷した2015年を
除いて、毎年6〜7%の成長率を続けています。 安定しているということになります。
なぜ、ユニクロが一人勝ちしているのか、これは、ユニクロがブランドイメージの転換を図っていることが功を奏しているようです。
ユニクロは2013年から「LifeWear」というコンセプトを掲げています。
「あらゆる人の暮らしを、より豊かにすることを目指す、普通の服」を提供するブランド
だという認知の拡大に務めています。
シーズンごとに“買っては捨てる”消費サイクルを重要視する他ブランドとの
イメージとは一線を画するスタイルですね!
フリマアプリ大手のメルカリが2018年11月に発表した「取引ブランドランキング2018」によれば、最も売られているブランド・最も買われているブランドともにトップはユニクロ👑ナイキ・アディダスがそれに続くそうです。
「長く使えて、いらなくなったらフリマアプリで売れる」という消費者ニーズに、ユニクロは応えていることが良いようです。
「マジェスティックレゴン(MAJESTIC LEGON)」などを展開するシティーヒルは、不採算店舗の増加や9億円を超える債務超過を抱えるなど不安定な経営状態が続いていたそうです。
不採算店舗の閉鎖による減収に、新型コロナウイルス感染拡大の影響が長期化すれば、日本撤退となる可能性も否定できないかもしれませんね。