こんにちはKOHSHIです!
テストというとみなさんどんなイメージをお持ちですか?
緊張したり、ちょっと暗い気持ちになったり、ひたすら覚えるために机に向かったり。
学生がテストと聞くと、いっせいに視線が集まるという光景もあるのではないでしょうか。
研修や教材で誰に何を教えるのかはっきりさせるためにも、
テストで出入口を明確にする必要があります。
今回は、研修や授業を担当しテストを作る方に、
相対評価と絶対評価についてお伝えしていきたいと思います。
集団の中での相対的な位置である相対評価について
別名は、集団準拠テスト、順位争いと言ったほうがわかりやすいかと思います。
集団の中での相対的な位置、平均との比較で評価します。
私もそうでしたが、
代表的なのはやはり学校教育における学力評価の5段階評価ではないでしょうか。
試験などの平均点や得点分布に基づいて割り当てる%が決まっていますから、
点数にあまり違いがなくても5をあげられる数には限りがあります。
偏差値なども挙げられますね。
差がつくかどうかが問題になるので、テスト項目の難易度調整が必要になります。
目標にたどりついたかどうかである絶対評価について
別名は、基準準拠テスト、ずばり基準をクリアーできるかどうかになります。
目標準拠テストとも言い、周りに関係なく、
動かない基準(目標)にたどりついたかどうかで評価します。
2000年くらいからでしょうか、
学校教育の現場でも絶対評価が取り入れられるようになっています。
専門の各種資格試験は基本的に基準準拠の絶対評価を採用しています。
合否の判定には他の受講者との競争はなく、
一定のレベルに到達した人には、全員資格が与えられます。
私が受けた看護師の国家試験にも必修問題というのがありました。
80%以上の正答率が必須でした。
絶対評価を採用しているんだね。
研修や教材作りで採用する評価のタイプも含まれます。
基準をクリアーするだけの実力がしっかりついているかどうか、
テストで点数を取れるということが基準を満たしたことを意味しているのかが問題になります。
目標とテストの間にズレがないように、整合性の確保が必要になります。
実力がつけば全員合格で、
そのかわりに、目標まで到達していない人は確実に落ちるテストを目指します。
以前に担当した研修で採用したテストになるんですが、
履修しただけで研修修了ではなく、絶対評価による基準準拠テストを用意しました。
基準をクリアーできた人が目標達成ということで、合格のサインをしました!
まとめ
テストを作るうえで最初に決めるべきことである
相対評価と絶対評価について紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
そのテストが相対評価か絶対評価かのどちらに使われるのかを最初に決める。
教える側の支援がどうだったかも問われています。
研修や教材の出来具合を調べるためにとても大切な役割を果たす
効果的テストを作れたらいいですね。
今回はここまでになります。
それでは、最後までご覧いいただき、ありがとうございました!!
相対評価と絶対評価に関しては、こちらでも記されています。
興味がある方はこちらを参考にどうぞ!!