こんにちはKOHSHIです!!
みなさんはどんな方を対象に研修を実施されていますか?
・新人
・仕事に関しての経験年数は長い
・全職員
・ある一部の部署
などなど、、、
いろんな意見があるのではないでしょうか。
もしかしたら参加する人の中には
・研修の内容について詳しい人
・内容について初めて学習する人
・テーマの言葉すらちょっとわかない人
も、いるかもしれません。
今回は、
より効果的で効率的な研修を行う上で必要な、
前提条件を確かめるための方法についてお伝えしていきたいと思います。
そもそも前提条件がバラバラではないのか?
ずばり、前提条件がバラバラである場合が多いです。
前提条件とは
「その研修や教材の学習目標を達成する上で必要となる知識や技能であるが、
その教材では学習目標として扱わない内容」
を、意味します。
研修をやるうえで必要な基礎的内容で、
研修の中では教えないのであらかじめ身につけておいてほしいことになります。
内容について全く知らない受講生は、
内容が高度すぎて講師の説明の意味することがわからないまま、
とにかく話や作業が進行してしまう。
一方で、内容について詳しい人は知っている内容のためか、退屈そうにしている。
といった経験はないでしょうか?
そういえば、
同期で入職したけど、所属部署が違うために経験した仕事も違うので、
同じ集合研修を受けても退屈そうにしている人もいまいた。
そうならないための方法を紹介していくね!!
そもそも前提条件がバラバラなので、そのような状況に陥ってしまいます。
研修担当者からすると、
事後アンケートなどで「退屈だった」などの意見があると参ってしまうこともありますよね。
前提条件を揃える
「初心者」を相手に、ゼロからスタートする場合もあるかもしれません。
しかし、いつでもゼロからスタートするとは限りません。
ゼロスタートの場合は、何も知らない人でも、何もできない人でも初めから教えるので、
前提条件は「なし」となります。
しかし、
これだけはすでに学んでいてほしい、
これだけの基礎知識は持っておいてほしい
ということがある場合、
それが前提条件、つまり研修を受けるための「資格」になります。
入口に立つ門番である前提テスト
前提条件を満たして研修を受けて教材をやる準備ができているかどうかを
確かめるテストのことを「前提テスト」といいます。
別名は、レディネステストと呼ばれています。
前提テストの役割は、
「できなすぎる人(資格不足の人)を除外する」ことにあります。
自動車運転免許の「18歳未満お断り」のようなものです。
前提テストは、研修を受ける前に実施します。
理由は2つあります。
1. 準備不足の人に無理をさせないこと
➡研修の中で説明もなしに使われる言葉や、
したことない実技などを知らない人が、
聞いたり実践しても、
あまり学習効果は期待できません。
2. 教材の責任範囲を明らかにして
「前提条件さえ満たせば必ず学習目標をクリアーできるように支援します」
と宣言すること
➡前提条件を揃えることで、
スタートからゴールまでを確実にお世話することが可能になります。
どんな人が来ても面倒も見ます、というのでは責任ある支援は難しいです。
以前に担当した研修で採用した前提テストになるんですが、
BMIと標準体重の計算については、
あらかじめ身につけておいてほしかったので前提条件としました。
その前提条件を本当に満たしているのかを確かめるために、
このような事前テストを準備しました。
もちろん、教材には、
この前提条件さえ満たせば、必ず学習目標を達成できるように支援します。
と、記載しました。
まとめ
全員が研修を受けたり教材をやる準備ができているのか、
前提条件を確かめるための方法である
前提テストについて紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
テストと聞くと、ネガティブなイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、研修担当者としては、
スタートからゴールまでを確実にお世話することが必要になりますし、
その責任があります。
そのためには必要になります。
前提条件を揃えて、受講者が確実にゴールに到達できるようになればいいですね。
今回はここまでになります。
それでは、最後までご覧いいただき、ありがとうございました!!
前提テストについては、こちらでも記されています。
興味がある方はこちらを参考にどうぞ!!