こんにちはKOHSHIです!
テストというと、
何となく授業のあとや、何かの研修のあと、
資格を取るための勉強のあとなどにやるイメージはないでしょうか・・・
もちろん、そのようなテストも学習目標に到達したかどうかを評価するために必要になります。
ただ、もしかしたら軽々と基準をクリアーしてしまう受講生もいるかもしれません。
研修担当者の方で経験ありませんか?
研修を受け教材をやる必要がるのかを判断する門番である「事前テスト」について
紹介していきたいと思います。
その受講生はすでに身についていないか?
多くの研修では、
教えようとしている内容についてすでに身についている受講生がいるのが現状です。
(もちろん、そのような研修ばかりではないですが・・・)
例えば
「ポケットマスクを使った人工呼吸の注意点について3つ以上述べることができる」
という目標があったとします。
研修担当者は部署全員に知ってもらいたいなぁと思って、
対象は ”救急外来に勤める看護師” としました。
嬉しいことに全員参加してくれました。
すこし退屈そうにしている受講者がいたので注意点について質問してみると、
ズバリ ”正解” を答えてくれました。
研修終了後にその受講者と話してみると、
「実はこの前、一次救命処置のコースを受講したんです」
正解を知っていて当然ですね。
その受講者は研修で教えようとしている内容についてすでに身についていたのです。
私が担当した研修でも、そういう経験あります。
全員に知ってもらいたいという気持ちはわかるけど、効率的でなおかつ効果的かと言ったら改善したほうがいいかもね!!
研修を受け教材をやる必要がるのかを判断する方法について伝えていくね!
研修を受け教材をやる必要があるかどうかを判断するための事前テスト
研修や教材をやる前から合格できるわけがないと思ってしまうかもしれませんが、
事前テストは
研修や教材で教えようとしていることが、
すでに身についているかどうかを確かめるために行います。
研修や教材をやる前から事前テストに合格する人は、
研修や教材をやる必要がない人です。
事前テストに不合格の人だけに研修を受けて教材に進んでもらいます。
前回の前提テストも「入口」における門番と説明しましたが、
この事前テストも「入口」におけるもう1つの門番になります。
学ぶ必要のある人をあらかじめ除外して、
「あなたはこの研修で教えたいことをすでにできているから、ご遠慮願います。
次のステップへどうぞ」ということになります。
おいおい、無責任じゃないか。と思うかもしれませんが、
事前テストで研修を受けて教材をやる必要がある人を選ぶのには2つの理由があります。
1. 研修を受ける人にむだな時間を過ごさせないということ
➡時間は無限ではなく有限です。やる必要もないことに時間を使うのであれば、
家族や友人と一緒に過ごしたり、趣味でもいいですし、
さらなるステップアップのための学習でもいいですし、
何か他のことにその時間を有効に使ってもらうほうがいいです。
2. 研修や教材の有効性を試すためには初めからできる人では困るということ
➡事前テストで合格した人が事後テストでも合格だった場合、
その研修や教材で教えたいことがうまく教えられたかというと、答えは「ノー」になります。
以前に担当した研修で採用した事前テストになるんですが、
事前テストに不合格の人だけに教材に進んでもらうために
一番下にそのように記載しました。
まとめ
研修を受け教材をやる必要があるのか、
入口におけるもう1つの門番である事前テストについて紹介してきましたが
いかがだったでしょうか。
研修前にテストと聞くと、すこし驚くイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、より効率的に効果的に、
そして受講者に有限な時間を有効に使ってもらうためにと考えれば
すこしイメージは良くなるでしょうか!!
今回はここまでになります。
それでは、最後までご覧いいただき、ありがとうございました!!
事前テストについては、こちらでも記されています。
興味がある方は参考にどうぞ!!